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気づいた時には… 今から始める「下流老人」対策

公開日時

 
執筆:石村 衛(ファイナンシャルプランナー)
 
 
老後の生活を思い浮かべたとき、もちろん身体の健康が気になるでしょう。同時に「財布の健康」状態も気になると思います。
 
「下流老人」というコトバを聞いたことがありますでしょうか。老後の生活で貧困に苦しむ高齢者を表した言葉です。

 

たとえ健康であっても、お金がなければ不自由な生活を強いられ、いざ病気にかかってしまったときに適切な対応をとることができないことがあります。
 
老後のライフプランを検討するうえで、身体の健康を保ちつつ、懐事情も健康であったら心配がグッと軽減するでしょう。
 
今回は、リタイア前に準備しておきたい「8つのライフプラン」をご紹介したいと思います。
 

 

対策をしていないと未来は暗い

 

厚労省が平成26年に発表した国民生活基礎調査によると、生活意識について高齢者世帯の27.1%が「大変苦しい」と回答しており、「やや苦しい」との回答をあわせると過半を越える58.8%がサイフの健康状態が芳しくないと感じており、この傾向は年々増加しています。

 
また貧困率も、全世帯に占める相対的貧困率は16.1%と上昇傾向です。
 
高齢化社会に突き進む現状をみれば、何の対策もせずに現状に甘んじていると明るい未来が待っているとは思えません。
 
 

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