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執筆:井上 愛子(保健師、看護師)
病院でもらった風邪薬、1週間分もらったものの、3日程で症状が治まりました。残りの薬を飲みきるべきか迷ったことはありませんか?
病院や薬局で処方された薬は、飲みきった方が良いのか、そもそも自分で判断をしても良いのでしょうか?
処方薬を飲むときの注意点をみていきましょう。
自己判断には要注意
風邪などで病院を受診したときに出される抗生物質や解熱剤。このような薬には必ず説明文がついていて、指示通り飲むことが大原則です。
症状はいったん治まったかのように見えても、身体の中にはウイルスが残っていることがあります。
抗生物質などは、病気の原因をきちんと取り除くことを目的とした量が処方されているため、仮に1週間分の薬を3日でやめてしまうと、せっかく治まっていた症状がぶり返したり、さらに重い合併症を招いてしまうこともあります。
一方で解熱剤など、辛い症状がでている時にのみ、飲むよう指示される薬もあります。
自己判断で「飲む・飲まない」を判断するのではなく、必ず医師や薬剤師の指示に従い、説明文をよく確認しましょう。
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