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ほくろとは
ほとんどの人には、いくつかのほくろがあります。日本人の平均個数は10個位です。
できる時期は、小児期から思春期にかけてですが、一生増え続ける人もいます。
ところで、ほくろとシミはどう違うのでしょうか。
ほくろもシミもメラニン色素で出来ている点は同じです。異なるのは、シミはメラニン色素が沈着したものであるのに対し、ほくろは、その沈着したメラニン色素が集中したものである点です。
ですから、ほくろは少し盛り上がっているのです。
ほくろの種類
ほくろには単純黒子と色素性母斑(しきそさいぼうぼはん)、老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)の3種類があります。
一般的なほくろは、色素性母斑のことをいいます。
これはメラニン色素を持つ母斑細胞の増殖で、生まれつき皮膚に存在しています。これが何らかのきっかけでメラニン色素を産生すると、小さな褐色や茶色の色素斑(しみ)として、目で見えるようになります。
母斑細胞の数が増加すると、皮膚から盛り上がったほくろになってきます。
メラニンを作り出すメラノサイトが皮膚のごく浅い部分にあり、メラニンを生成したのが単純黒子です。
色は薄茶色から黒いものまでさまざまです。大きさも1~2mmと小さいものが多いですし、盛り上がっていたりと、形もさまざまです。
ほとんどのほくろは、放っておいても何の問題もありません。
ほかにも「老人性血管腫」と呼ばれる赤みがかったホクロや、濃く青みを帯びた「青色母斑」と呼ばれるほくろなど、さまざまな種類があります。色や大きさがそれぞれ違います。
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