(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:田口 絢子(栄養管理士)
乾燥する季節になりました。
冬は、化粧水や乳液などでお肌をたっぷり保湿しても、暖房や外気にさらされてお昼頃には乾燥してカピカピになってしまいますね。
お肌だけでなく髪の乾燥も気になるこの季節。ここでは、乾燥に負けないお肌と髪づくりに効く食べ物についてお話ししたいと思います。
「肌が乾燥する原因」あなたはいくつ当てはまる?
・暖房の効いた乾燥した部屋にいることが多い
・寒風に肌をさらす機会が多い
・喫煙習慣、過労、睡眠不足などが日常的にある
・栄養素のアンバランスを自覚している
・オイルが入っていない化粧品でスキンケアしている
当てはまる項目が多いほど、皮脂分泌の低下(皮脂が減って皮膚から水分が蒸発すること)が起こりやすくなっていて、肌が乾燥しやすくなる状況にあるといえます。
まずは、生活習慣と普段のスキンケアを見直してみましょう。
生活習慣対策
喫煙や過度なストレスは、末梢血管の血流障害を招き、肌に栄養が届きづらくなります。身体にとってマイナスの影響を及ぼす生活習慣は、できる限り取り除きましょう。
スキンケア方法の見直し
朝晩は、しっとりタイプの化粧水と、油性の美容液、クリーム、スキンオイル等でお肌に水分と油分をたっぷり与えましょう。日中は、こまめにミスト化粧水で保湿してお肌を乾燥させないようにします。
水分と油分が失われた乾燥肌は、放っておくとしぼんだ風船のようにしわの原因となります。
食事でできる乾燥肌防止対策:こんな栄養成分をとろう!
生活習慣とスキンケア方法を見直したら、お肌の健康を保つためにたんぱく質やビタミンをとり、身体の内側からきれいにしていきましょう。
乾燥肌防止のため必要な栄養素
・たんぱく質
赤身の肉、魚介類、卵、大豆製品など。
皮ふ細胞をつくるたんぱく質が不足すると、トラブルが起こりやすくなります。
・ビタミンA
モロヘイヤ、にんじん、うなぎ、レバーなど。
皮ふや粘膜を正常に保つ働きがあり、乾燥肌やしわなどから肌を守ります。
・ビタミンE
植物油、アーモンド、モロヘイヤ、南瓜など。
血行をよくし、肌にうるおいを与え、細胞の老化を防ぎます。
・ビタミンC
赤黄ピーマン、ブロッコリー、柿、キウイ、いちごなど。
細胞の強化、メラニン色素の働きを抑える効果もあり、しみやそばかすの改善に役立ちます。
スポンサーリンク