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3つの対策
VDT症候群については、すでに10年以上前から危惧されており、平成14年には厚生労働省から『新VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン』も策定されています。
そして年々、症状を訴える人は増加傾向にあります。
VDT症候群にならないために、以下の3つのことを注意しましょう。
環境を整える
・室内の明るさと、ディスプレイ画面の明るさの差をなくす
・ディスプレイ画面に蛍光灯や窓からの光がはいらないようにする
姿勢を意識する
<パソコン作業の場合>
・目は、ディスプレイ画面から40~50cmは離す
・視線は、少し画面を見下ろすようにディスプ レイを配置する
・椅子に深く腰をかけ、背もたれに背を十分にあてる
・足裏が地面につくように椅子や踏み台で調節する。脚を組まない
<スマホの場合>
・首を曲げすぎない
・長時間にわたって同じ姿勢や同じ視線を続けない
作業時間にメリハリをつける
・連続して作業を続けず、1時間ごとに10~15分の休息をとる。
・ときどき適度に体を動かし、緊張をほぐす。
悪化を防ぐためには日々のちょっとした心がけが大切です。疲れを感じたら症状を放置せずに、対策を講じて、健康を維持しましょう。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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