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どうしても食べたいときの小腹対策
小腹が空いてどうしても食べたいときもあるでしょう。また、食べずにストレスが溜まるのも身体にとってよくありません。
罪悪感なく食べるために「時間」「量」「質」を考えてとるとよいでしょう。
これらの3つについて見ていきましょう。
時間
体内で脂肪の増加を引き起こすたんぱく質にBMAL1(ビーマル・ワン)があります。昼間は少なく、夜になると増加します。
昼間に間食をするのは脂肪になりにくいですが、夜遅くなればなるほど、脂肪として蓄積しやすくなります。
ですから小腹が空いて何か摂る場合は、昼間の14時~18時頃までの活動する時間帯にしましょう。
量
間食の適度な量は、必要なエネルギー量の10%程度までといわれています。成人の場合、約100~200kcalを目安にするとよいでしょう。
質
スナック菓子や甘いお菓子は、油や糖質が主な材料で栄養素はほとんどありません。菓子類ではなく、栄養補給ができる間食を選ぶとよいでしょう。
おすすめの間食は次のようなものです。
1.チーズ、ヨーグルトなどの乳製品
チーズやヨーグルトなどの乳製品はカルシウム源にもなり、満腹感も得られます。
ヨーグルトは腸内環境も整える働きもあります。
2.フルーツ
フルーツはビタミンや食物繊維等の栄養素を補給できます。
生のフルーツは場所によっては摂りにくい場合もあるので、そういった場合はドライフルーツをとるのもよいでしょう。ドライフルーツは砂糖のついていないものを選ぶとよいでしょう。
3.ナッツ類
ビタミンや良質の油である不飽和脂肪酸が豊富です。カロリーは高い食品ですので、とり過ぎには注意が必要です。
少量で満腹感も得られます。素焼きや無塩のものを選ぶとよいでしょう。
4.高カカオチョコレート
カカオのポリフェロールには身体の老化を防ぐ抗酸化作用があります。
カカオが70%以上のものを選びましょう。
<執筆者プロフィール>
桜 イクミ(さくら・いくみ)
管理栄養士・健康運動指導士・フードスペシャリスト
株式会社 とらうべ 社員。病院での栄養管理・栄養指導の経験を経て、現在は企業で働く人の食と健康指導を行っている
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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