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選び方のポイント!皮脂の多さによって酸性に傾いた肌には…
皮脂が多くなる部分は、より酸性が強まります。
そのような肌は、弱アルカリ性の通常の洗浄剤を使用して、弱酸性に戻してあげます。肌は、酸性であればあるほどよいわけではないからです。
皮脂がとどまっていると、脂が酸化してしまい、肌の炎症の原因になってしまいます。
また、脂に汚れがつきやすくなる事もトラブルのもと。皮脂の分泌量は、年齢や、男女、部位によって違います。
皮脂がより多いのは、女性より男性の方です。
顔の中では頬より鼻やおでこの方が、乳幼児よりも思春期の頃の方が、高齢より成人年齢の方、といった具合です。
もしも、洗い上がりにまだ脂でベタつく部分があるようであれば、洗浄力が足りないのかもしれません。
選び方のポイント!よりアルカリ性に傾いた弱い肌には…
汗をかいた肌、乾燥して皮脂が少ない肌は中性に近くなります。
常にカサつきがあるような肌、炎症を起こしている肌、アトピー肌などは、よりアルカリ性に傾いていて刺激に弱く、菌にも弱い状態です。
洗いごこちがピリピリと刺激を感じるようであれば、弱酸性の洗浄剤を選んでみるのも良いかもしれません。
ところが、よりアルカリ性に近づいた肌だからといって、弱酸性の洗浄剤を選べば問題が解決するわけではありません。弱酸性のものだからといって、刺激が弱くて万能だというわけではなく、洗う以外の基本的なスキンケアも重要です。
汗をかいた肌はそのままにしていると中性に傾いてしまうため、こまめに拭き取ることや、皮脂が少なく弱い肌へは保湿剤で保湿をすること、炎症が起こっている肌へは摩擦を避けて肌を安静にさせつつ、炎症を抑える薬を用いて治療と保湿をすることがが必要です。
どんな洗浄剤が自分の肌に合っているのか、日々の肌の調子を観察してみると良いですね。適度に洗い、保湿をするという基本的なスキンケアで健康な肌を保ちましょう。
<執筆者プロフィール>
座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師。大手病院産婦人科勤務を経て、株式会社とらうべ社員。育児相談や妊婦・産婦指導に精通
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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