スキンケア弱酸性と弱アルカリ性どっちを選ぶ?

Mocosuku(もこすく)
  • スキンケア弱酸性と弱アルカリ性どっちを選ぶ?

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

スキンケア弱酸性と弱アルカリ性どっちを選ぶ?

公開日時

 

選び方のポイント!皮脂の多さによって酸性に傾いた肌には…

 
皮脂が多くなる部分は、より酸性が強まります。
 
そのような肌は、弱アルカリ性の通常の洗浄剤を使用して、弱酸性に戻してあげます。肌は、酸性であればあるほどよいわけではないからです。
 
皮脂がとどまっていると、脂が酸化してしまい、肌の炎症の原因になってしまいます。

 

また、脂に汚れがつきやすくなる事もトラブルのもと。皮脂の分泌量は、年齢や、男女、部位によって違います。
 
皮脂がより多いのは、女性より男性の方です。
 
顔の中では頬より鼻やおでこの方が、乳幼児よりも思春期の頃の方が、高齢より成人年齢の方、といった具合です。
 
もしも、洗い上がりにまだ脂でベタつく部分があるようであれば、洗浄力が足りないのかもしれません。
 
 

選び方のポイント!よりアルカリ性に傾いた弱い肌には…

 
汗をかいた肌、乾燥して皮脂が少ない肌は中性に近くなります。
 
常にカサつきがあるような肌、炎症を起こしている肌、アトピー肌などは、よりアルカリ性に傾いていて刺激に弱く、菌にも弱い状態です。
 
洗いごこちがピリピリと刺激を感じるようであれば、弱酸性の洗浄剤を選んでみるのも良いかもしれません。

 
ところが、よりアルカリ性に近づいた肌だからといって、弱酸性の洗浄剤を選べば問題が解決するわけではありません。弱酸性のものだからといって、刺激が弱くて万能だというわけではなく、洗う以外の基本的なスキンケアも重要です。
 
汗をかいた肌はそのままにしていると中性に傾いてしまうため、こまめに拭き取ることや、皮脂が少なく弱い肌へは保湿剤で保湿をすること、炎症が起こっている肌へは摩擦を避けて肌を安静にさせつつ、炎症を抑える薬を用いて治療と保湿をすることがが必要です。

 
どんな洗浄剤が自分の肌に合っているのか、日々の肌の調子を観察してみると良いですね。適度に洗い、保湿をするという基本的なスキンケアで健康な肌を保ちましょう。

 
 

<執筆者プロフィール>
座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師。大手病院産婦人科勤務を経て、株式会社とらうべ社員。育児相談や妊婦・産婦指導に精通
 

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【スキンケア】新着記事

頭皮がたるむと顔もたるむ?  頭皮の老化と顔のカンケイ

頭皮がたるむと顔もたるむ? 頭皮の老化と顔のカンケイ

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 『フェイスラインがぼやけてきた』『ほうれい線のハの字型が目立ってきた』『口角が下がってきた』… いずれも顔のたるみを痛感する憂鬱な現象...

2019/07/19 18:30掲載

原因は汗づまり? 水虫と間違えやすい「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」とは

原因は汗づまり? 水虫と間違えやすい「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」とは

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ ジメジメしたこの季節、不快な症状のひとつ「かゆみ」が気になるという人は多いと思います。 そんな「かゆみ」の症状のなかに、水虫と似ている...

2019/06/25 18:30掲載

すこやかな美肌をキープする秘訣は… お肌の季節別ケア♪

すこやかな美肌をキープする秘訣は… お肌の季節別ケア♪

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 季節に左右されない健康な肌を保つためには、基本のお手入れはもちろん、その季節に合ったスキンケアを取り入れることも大切です。 それぞれの...

2019/04/26 18:30掲載

「22時~深夜2時はお肌のゴールデンタイム」の信憑性

「22時~深夜2時はお肌のゴールデンタイム」の信憑性

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 睡眠中の午後10時~午前2時は「お肌のゴールデンタイム」…という話を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。 ...

2019/02/08 18:30掲載

洗いすぎると体臭キツイ!? 臭いを予防するカラダの洗い方

洗いすぎると体臭キツイ!? 臭いを予防するカラダの洗い方

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 毎日のように洗浄剤を使い、タオルやスポンジなどでゴシゴシ身体を洗っていませんか? 清潔そのものに思えるその習慣…実は逆に皮膚の悪玉菌を...

2019/01/06 18:30掲載

スキンケアをしないという選択。 お肌の「断食」はアリ?

スキンケアをしないという選択。 お肌の「断食」はアリ?

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 「肌断食」という言葉を聞いたことがありますか? お肌によいのであれば一度試してみたい…と思われる方もいるのではないでしょうか。...

2018/12/25 18:30掲載