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食欲不振を起こす生活習慣
ストレス
悩みや不安による精神的なストレス、過労やケガ、さらには音や光などによる身体的なストレスが続くと、自律神経の交感神経が優位になります。そうすると、消化吸収を促す副交感神経の働きが抑えられ、食欲が低下します。
運動不足
食欲が起こるメカニズムのひとつに、エネルギーが不足すると、脳がエネルギーを補給するように指令を出すものがあります。運動不足で活動量が低下して必要なエネルギー量が低下すると食欲もわかなくなります。
睡眠不足
不規則な生活リズムを続けると自律神経が乱れ、ストレスと同様に食欲が低下します。
妊娠
妊娠初期に起こるつわりは多くの妊婦が経験します。朝の空腹時などに気分が悪くなり、食欲不振や吐き気、嘔吐が起こることがあります。
つわりが起こる原因は特定されていませんが、ホルモンのバランスの変化や心理状態が関係しているのではないかと考えられています。
高齢化
加齢とともに運動器の機能低下による運動不足が慢性化することが多くなります。また、義歯による噛みづらさや感覚器の機能低下による味覚障害なども食欲不振につながります。
さらに、一人暮らしなどの孤独感も食欲不振の原因になります。
食欲不振の対処法
ストレス解消
ストレスのない生活は難しいですが、溜めこみ過ぎないように適度に解消をすることが大切です。
入浴、身体を動かす、音楽を聴く、映画を見るなど、自分に合ったストレス解消法を持ちましょう。ただし、お酒やたばこでのストレス発散は食欲不振を増幅させるのでやめましょう。
規則正しい生活
自律神経をととのえるための基礎になります。
決まった時間に睡眠・食事をとり、朝起きたら日光を浴びましょう。適度に身体を動かすことも大切です。
症状に合わせて受診する
先のふたつのことをしても改善が見られず長期化する場合は病気が隠れているかもしれません。
食欲不振以外にもあらわれる症状に応じて受診をしてみましょう。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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