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あくびのリラックス効果
新鮮な空気を深く吸い、酸素を補給した血液を脳に送り込み、脳を活発に活動させるあくびには、副交感神経を優位にする働きもあります。
別名「リラックス神経」とも呼ばれる副交感神経は、脈を安定させたり、血圧を下げたりして、身体を休息モードに導きます。
また、あくびと一緒に涙が出て、眼の疲れを取ったり、目ヤニや老廃物を流してくれます。
ひいては、ドライアイの予防にもつながるとも言われています。
危険の警告サインとしての「生あくび」
これに対して、たとえば、勉強や仕事のさいに、周囲は集中しているのに独りあくびをして、ひんしゅくを買ってしまう場合があります。
眠気がないのに起こるあくびで、「生あくび」と呼ばれます。
緊張やストレス、睡眠障害などで身体や脳が相当に疲れている時に出たり、脳梗塞、脳腫瘍、狭心症、更年期障害、低酸素血症といった病気の症状として出たりすることがあります。
また、片頭痛や乗り物酔いの前兆として「生あくび」が出ることもあります。
普通のあくびは、交感神経が優位な、夢中になっている時や何かに一生懸命取り組んでいる時には出ないものです。むしろ、副交感神経が優位な、疲れたり眠かったりするときに出ます。
これに対して、生あくびは緊張していたり具合が悪い時に出るあくびです。
いわば、病気などの危険が身体で起こっていることの警告サインということができます。
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