(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
3食の時間をそろえると肥満も予防できる?
食事を摂ると血糖値が上昇し、血糖を一定に保つためにインスリンという物質が分泌されます。
このインスリンは血糖値を下げる働きだけでなく、糖を脂肪に変える働きもあります。
の為肥満を予防するには血糖値の上昇をできるだけ緩やかにして、インスリンをあまり大量に使わないようにすることが大切です。
食事の間の時間が空いて空腹の時間が長くなると、食事をした時に血糖値が急激に上昇します。
その為インスリンも大量に分泌され、肥満につながりやすくなります。
3食の時間をそろえることでインスリンも最低限の分泌で済み、肥満を予防することも期待できるのです。
規則正しい食生活のポイント2:「内容」
朝食
<和食献立>
ごはん・サラダ・納豆シラスおろし・味噌汁
和食の場合、焼き魚と納豆、豆腐と焼き魚などたんぱく源が多くなりがちで、反対に野菜が不足しがちになります。
そこで、メインは納豆1品にしカルシウム豊富なシラスと組み合わせた献立にしました。
和食では塩分も高くなりがちなので、漬物などや佃煮をつける場合は1品までにしましょう。
野菜はサラダが簡単ですが、具沢山味噌汁やもちろん和え物や煮物でもOKです。
<洋食献立>
食パン・サラダ・ゆでウインナー2本・ヨーグルト
洋食の場合、パンはシンプルな食パンやフランスパンなどがおすすめです。
菓子パンは砂糖が多く使われ、カロリーオーバーになってしまう為です。
またバターなど和食に比べて油を使うことが多いので、ウインナーなどはゆでたり焼いたりして油を使わないようにしましょう。
<コンビニ朝食献立>
野菜サンド・フルーツヨーグルト・カフェオレ(砂糖なし)
デスクでさっと済ませたい時は、少しでも野菜がとれる野菜サンドがおすすめ。
コーヒーはカフェオレやラテにすると、牛乳からたんぱく質やカルシウムが摂取できバランスが整います。
昼食
<定食献立>
ごはん(ごはん少な目)・サラダ・焼き魚・味噌汁
定食屋さんのご飯は元々多めに設定されているので、少な目で注文すると安心です。
ここでは焼き魚を選びましたが、お肉とお魚は交互にし、揚げ物は多くても週1回までにするとよいでしょう。
なるべく野菜がついている定食を選びましょう。
<パスタ献立>
ツナと野菜のトマトパスタ・サラダ
ランチで人気のパスタ。具材はなるべく魚介系を選び、ソースはトマトか塩や和風を選ぶとカロリーが抑えられます。
また、パンがついてくる場合は全て食べるとカロリーオーバーにつながってしまうので麺の量を少し控えるか、パスタのみにしましょう。
<コンビニ献立>
おにぎり2個・豚しゃぶサラダ
コンビニで多いおにぎりとサラダの組み合わせ。
この組み合わせだとたんぱく質が不足してしまうことがあります。
豚しゃぶなどたんぱく源の入ったサラダを選ぶとよいでしょう。
夕食
<献立>
ごはん・鶏の照り焼き・おひたし・人参サラダ・味噌汁
一番バランスが整いやすいのは「一汁三菜」の献立です。
「三菜」はメインを1品、野菜を2品にしましょう。
夕食は1日の終わりで他の食事より豪華にしたいと、肉と魚などメインを2つにされる方もいらっしゃいますが、メインの重ね食べはカロリーオーバーになるので注意しましょう。
・お酒は適量で!
1日の終わりの晩酌は楽しいものですが、飲みすぎは高血圧などの原因となってしまいます。
日本酒・焼酎は1合、ビールは500ml、ワインはグラス2杯が適量です。
また週に2日は休肝日を設けるようにしましょう。
規則正しい食生活のポイントはとても単純なことが多いですが、意外と見落としていたともあったのではないでしょうか。
まずはできるところからはじめてみてくだざいね。
<筆者プロフィール>
永吉 峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動中
スポンサーリンク