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緑茶に含まれる栄養成分は?
1.カテキン
お茶の渋みの成分です。
ポリフェノールの一種で、がんや老化の素となる活性酸素の発生をおおさえる抗酸化作用があります。
その為、アンチエイジングやガン予防が期待できます。
また抗菌作用がある為、風邪やインフルエンザ予防の効果も期待できます。
その他、コレステロールや脂肪の吸収を抑えたり、体脂肪を分解したりする効果も報告されており、生活習慣病予防の効果があるのではと研究が進んでいます。
2.カフェイン
脳の神経を興奮させ、シャキッとさせる働きがあります。
また、利尿作用や持久力を向上させる働きもあります。
3.テアニン
リラックス作用があり、カフェインの興奮する作用をやわらげる働きがあります。
シーン・目的別!緑茶の選び方
緑茶には様々な種類があり、含まれる成分もそれぞれに特徴があります。
そこで目的別におすすめの緑茶をご紹介致します。
1.生活習慣病予防や風邪予防には「煎茶」「深蒸し茶」
生活習慣病予防や風邪予防が期待できるカテキンは太陽の光にあたることで作られます。
その為これらの効果を期待するならば、しっかりと太陽の光にあてて育てた茶葉を使った煎茶や深蒸し茶がおすすめです。
特におすすめなのが深蒸し茶です。
深蒸し茶は蒸し時間が長いことで茶葉が小さくなっています。その為お茶の中に小さい茶葉が混じることがあり、茶葉を丸ごと摂取することができます。
茶葉そのものを摂取することで、茶葉に残ったカテキンも摂取できるのです。
2.しゃきっとしたい時は「新茶」「初摘み茶」
脳をシャキッとさせるカフェインは比較的若い茶葉に多く含まれているとされています。
その為、シャキッとしたい時はその年の初めに収穫した若い葉を使った「新茶」や「初摘み」の表記があるお茶がおすすめです。
3.リラックスには「玉露」「抹茶」がおすすめ!
リラックス作用があるテアニンは、太陽の光があたると他の成分へと変化してしまいます。
その為、リラックス作用を期待するのは太陽の光を当てないで育てた茶葉を使った「玉露」や「抹茶」がおすすめです。
知っているようで知らない緑茶の種類や成分。
「緑茶の日」をきっかけにして美味しい新茶を味わうとともに、目的に合わせて生活に取り入れてみえてはいかがでしょうか。
<筆者プロフィール>
永吉 峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動中
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