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その2:月経痛がヒドイと妊娠できない?
月経中には、子宮の中に溜まった経血を体外に出そうと、「プロスタグランジン」というホルモンが働きます。
痛みの感じ方は人それぞれですが、経血を体外に出すときには子宮が収縮するため、痛みを感じる人もいます。
ただ、中には子宮内膜症やクラミジア感染症などの病気が原因で強い月経痛を引き起こしていることもあります。このような場合、放っておくと不妊の原因となることがあるので、注意が必要です。
たとえば、子宮内膜症が進行すると、卵巣や卵管が癒着して卵子の通り道がふさがれて受精の妨げになることがあります。
また、卵巣に出血が溜まるチョコレートのう腫があると、正常な排卵が難しくなります。さらに、クラミジア感染症を発症すると、卵管が癒着してしまい、受精卵が子宮に着床しにくくなることがあります。
ですから、月経中は寝ていないとつらい、外出できない、というほどであれば、ぜひ婦人科でしっかり診てもらってください。
その3:不妊検査で問題がなければ自然妊娠できる?
現代の医学でも、人間の身体についてすべてわかっているわけではありません。
実際に、子宮筋腫などを摘出した大手術の後、医師が「妊娠は難しい」と判断した場合でも、妊娠する人がいる一方、「検査して何も問題は見つからないのに妊娠しない」という人もいます。
不妊検査で問題がなくても、妊娠できずに悩んでいる人はたくさんいるため、必ず自然妊娠できるとは言い切れません。
また、不妊検査を受けたからといって、すべての不妊の原因が見つけられるわけでもありません。「妊娠は授かりもの」ということを覚えておく必要がありますね。
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