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パニック障害の要因はさまざま
これまでの研究で、パニック障害は脳のはたらきに異常をきたすことや、遺伝的な要因が関係しているのではないかといわれています。
ただ、遺伝的な要因があれば、だれでも発症するわけではなく、ストレスなどの環境的な要因も大きく関係しています。
また、貝谷氏は、温度や湿度、カフェインやニコチン、炭酸ガスなどの物質が体内に入ることも関係していると指摘しています。
このように、パニック障害の発症はいろいろな要因がからみあって発症しているといわれていて、現在も研究が進められています。
貝谷氏は、パニック障害を「不安の病」と表現しています。このことは、冒頭でもお話ししたように、自分が経験していないとイメージしにくいかもしれません。
それでも、たとえば、パニック発作で苦しんでいる人をみかけたら、寄り添ってあげて、安心して発作が早く治まるように付き合えるとよいですね。
【※参考】
・医療法人 和楽会『最新版「パニック障害解説」 前編』(http://www.fuanclinic.com/blog/?p=324#more-324)
<執筆者プロフィール>
伊坂 八重(いさか・やえ)
メンタルヘルスライター。
株式会社 とらうべ 社員。精神障害者の相談援助を行うための国家資格・精神保健福祉士取得。社会調査士の資格も保有しており、統計調査に関する記事も執筆
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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