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執筆:伊坂 八重(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
人気の高い趣味のひとつであるガーデニング。
そんなガーデニング、健康にも良い効果をもたらすといわれていることをご存知でしょうか?
趣味を楽しみながら健康も手に入れられるなんて、一石二鳥ですね。
それでは、具体的にどのような効果があるのか、ご一緒にみていきましょう。
ガーデニングと園芸療法
ガーデニングは古くからヨーロッパなどで行われてきました。
日本では1990年代にブームとなり、その後ブーム自体は沈静化したものの、現在でも一定層の間で趣味として楽しまれています。
日本では趣味として楽しまれるガーデニングですが、海外では日本でブームになる以前から「園芸療法」として医療の現場でも取り入れられています。
医療の現場で本格的に導入されたのは第二次世界大戦中で、戦前に農業経験のある傷痍軍人に対して、園芸療法の専門家である園芸療法士がそれぞれの障害に応じて改良した農具を使わせ、社会復帰を試みたことがきっかけだったという記録があります。
そして、1970年代ころから園芸療法の推進や専門家の育成のために、さまざまな専門機関が設立され、障害を持つ人の社会的権利やQOL(Quality Of Life;生活の質)の向上にも目が向けられるようになりました。
園芸療法は日本でも20年ほど前に導入され、現在ではいくつかの機関によって園芸療法士の養成や認定などが行われるとともに、医療や福祉の現場で用いられています。
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