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マインドフルネスの効果
杉山崇教授(神奈川大学、心理学)によると、マインドフルネス瞑想には次のような効果が期待できるとのこと。
脳のかたよりを改善する
あらゆる感覚に心を開いて体験をするため。これによって、あれをやらなくては、これをしなきゃといった「忙しさ」から解放される。
ストレスに強くなる
瞑想によるストレス逓減が高かった人には、感情に関与する脳の「偏桃体(へんとうたい)」の体積が減り、怒りや不安に敏感になることが少なくなり、少々のことが受け流せるようになる。
健康に良い
ストレスによって分泌されるコルチゾールは一時的に活動性を高めるものの、免疫機能を抑制するので、瞑想は免疫機能を高く保ってくれる。
いい人間関係をつくる
脳のデフォルトモードネットワークが正しく機能するようになるので、リセットして気分を一新し、いつも新鮮な気持ちで、周囲で起こっていることを見ることが可能になる。まさに、とらわれからの解放。
このように、杉山教授はマインドフルネス瞑想によって、「ストレスに強くなる」「健康になる」「ストレスそのものを減らす」という効果があると指摘しています。
マインドフルネス瞑想
簡単に解説すると、立っていても座っていても骨盤を起こして背筋を伸ばし、肩の力を抜いて目を軽く閉じ、半眼で一点を見つめることで、姿勢を正して意識を安定させます。
そして、ゆったりと呼吸をし、繰り返される呼吸に意識を集中させるとのこと。
これを繰り返すと、やがて、雑念から離れて「今、ここ」の身体感覚が意識されるというのです。
時間的には、数分程度行うとのこと。慣れてきたらもっと長時間やってもよいそうです。
その他、さらに詳しいマインドフルネス瞑想の実践については「日本マインドフルネス普及協会」などが、セミナーや研修・講演を実施しています。ご興味がおありでしたら、そちらをご覧ください(http://www.mindfulness-fukyu.net/seminar)。
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