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マインドフル瞑想の応用
宗教や呪術とは無縁だというマインドフルネス。瞑想のプラクティスが一般的なようですが、ほかの方法もあります。
ジャーナリング
5~10分間、頭の中に浮かんできたことを、ひたすら書き出していきます。「脳の排水」とも呼ばれています。
マインドフル・イーティング
時間をかけて、ゆっくりと集中しながら食事をする方法です。テレビも見ないし、会話もしないとのこと。ただ食べることに集中し、食材の形や食感などをじっくり味わることに徹するそうです。1食で30~60分くらいかけて食べることが奨励されます。
何をしていても、五感をしっかりと使っていると、意識は「今、ここ」に集中していきます。(正確には「ここ、今」で、まず「ここに」、そして「今に」という順番です)
脳には記憶や予測といった、高度な精神機能がありますが、時と場合によっては、こうした精神機能が、私たちの心身をストレスで満たし、何かにがんじがらめにすることもあるということでしょう。
しかし反対に、衝動や感覚だけで生きていると、それは動物と変わらないということもあります。
ですから、マインドフルネスは、脳と現実との関係を調整して、安心して現実に対応していくような心身状態を生み出すプロセスなのだといえるのかもしれません。
【参考】
・日本マインドフルネス普及協会HP(http://www.mindfulness-fukyu.net/)
・Mocosuku『成功者たちは習慣化している? 「瞑想」がもたらす心理的効果とは』(http://mocosuku.com/2015111319261/?type=prev)
・『モチベーションアップの法則』(https://www.motivation-up.com/whats/mindfulness.html)
<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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