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健康な舌の状態とは
健康な舌は、うすいピンク色で、全体に薄い苔が付いている状態です。
色、形、舌苔ともにバランスのいいものが健康です。
また、舌の動きも大事です。
リラックスして「あっかんべー」をして、舌をまっすぐに出せるか、余計な力が入っていないかなどがポイントです。
異常のある舌の状態
舌の形
朝起きると舌に歯型がついているときは、水分代謝が低下している証拠です。舌がむくんでいます。
舌のむくみは、胃腸の虚弱や腎臓が弱っている可能性があります。
舌の色
青、白、紅、深紅などさまざまですが、舌は血液の色を反映します。
熱があるほど赤味を帯びてきます。
紫色や紫の斑点がある場合は、血行の悪化が懸念されます。
舌の厚み
舌が分厚く肥大している場合と薄っぺらになっている場合があります。
・肥大舌
舌がむくんで状態。冷え性や消化機能の低下、水分の取り過ぎなど
・痩せた薄い舌
水分の不足など
舌の裏の血管
舌の裏にある静脈が黒っぽく膨らんでうねっている状態のとき、血液循環の滞り、肝機能障害、高血圧、心不全などが疑われます。
その他
・舌のひび割れ
栄養や水分不足の可能性
・先に斑点
舌の先に赤い斑点やブツブツがあれば、感染症や精神面の不調の可能性
風邪の初期に舌の先端に赤や褐色の斑点がでることあり
・先が赤い
心臓や肺に熱をもっている。舌の両端が赤い場合は肝臓
・舌苔やシワ
中央部分にある場合は胃の働きが低下。舌の奥にあるなら腎臓の働きが低下
舌苔
舌苔とは、舌の表面が苔状のものでおおわれている状態を指します。舌苔は新陳代謝によって生じた脱落細胞や食物残渣などからできています。
また、舌の表面には、糸状乳頭(しじょうにゅうとう)という突起がありますが、これが異常に長くなった状態も舌苔と呼ばれます。
この場合毛舌(もうぜつ)と呼ばれます。さらに、舌苔と毛舌が同時に存在することもあります。
・黄苔
体全体や胃の一部に熱がある
・黒舌
高熱で体力が低下した時、極端に冷えている時、抗生物質服用などで、口腔内細菌叢が不安定になっているとき
・ボロボロの舌苔
食べ過ぎや飲みすぎで消化器系に負担がかかっている状態
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