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口臭にも注意を!
舌をみるときに、口臭も意識してみましょう。
口臭も健康のバロメーターになります。
虫歯や歯周病から発生することが多いものですが、緊張やストレスなどの影響で、口臭が強くなることもあります。
また、呼吸器や消化器などの病気があると口臭が発生する可能性もあります。
さらに、鼻や喉の炎症、肝臓や腎臓疾患、糖尿病などが原因の場合もあるようです。
近頃注目されている「定位舌(ていいぜつ)」
定位舌とは、安静にしていて口腔内での舌の位置が下の方に定着している、舌の状態をいいます。
舌の位置は、正常では上あごに接しているものですが、舌の筋力がなくなるとダラッと下がってしまい、舌に歯型がついてしまいます。
舌の筋肉が衰えると鼻からの呼吸ができなくなって、いびきや睡眠時無呼吸症候群になる危険性もあります。
また、口呼吸になり口腔内が乾燥するので、虫歯、歯周病、口臭などが起きる原因ともなります。
定位舌は高齢者に多いのですが、最近、若い人でも舌の筋肉が衰えていて、増えています。
なぜかというと、加工食品などにより噛まなくても飲み込める食べものが多くなり、顎や舌の筋肉が衰えてしまっているからだといわれています。
自分の調子のいいときの舌の状態を覚えておき、それと比較してみましょう。
節制することで、病気を防ぐことができる可能性がありますよ。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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