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焼き芋の食べ方
焼き芋は、65~70℃でゆっくりと長時間焼く調理法がベストといわれます。
βアミラーゼという酵素がでんぷんを糖に分解するので、甘くて美味しい焼き芋が出来あがるからです。
「石焼き芋」はこの条件にピッタリなのです。
また、サツマイモ料理には蒸し芋、甘露煮、天ぷら、大学芋、スイートポテトなど…さまざまなレシピがありまね。
カロリー面からみると、蒸し芋の132キロカロリー(100g当たり)に次いで低カロリーなのは「焼き芋」です。
皮にも栄養がある!
サツマイモの皮には炭水化物、βカロテン、カルシウム、食物繊維が含まれています。
また、「アントシアニン」「クロロゲン酸」といった抗酸化作用を持つ成分も含まれています。
さらには、古来より緩やかな下剤の効果があるとして知られる、ヤラピンというサツマイモ独特の成分が、皮の近くに含まれています。
生のサツマイモを輪切りにしたとき、染み出てくる乳白色の液体がそうです。
サツマイモの皮を食べることで、美肌、抗酸化、便秘解消も図れるというわけです。
ですから、ぜひ、焼き芋は皮も一緒に食べましょう!
焼き芋のダイエット効果
焼き芋は糖質が多く、カロリーもそれなりに高いのに、ダイエット向きといわれるのはどうしてでしょうか。
その理由は3つあります。
・食欲抑制効果
食物繊維が多い焼き芋は、水分を含むと胃や腸で膨張するので、食欲を抑制する効果が期待できます。
・栄養豊富なので食事量を減らせる
焼き芋単品で多くの栄養素を摂取できるため、他の食事を減らしても栄養バランスを保つことができます。
とはいえ、焼き芋から摂れない栄養素(ビタミンAやD)などもありますから、焼き芋だけ食べる…というのはもちろんNGです。
・低GI食品
血糖値が上がりやすい食品は脂肪に変わりやすい、という性質を持っています。
血糖値が上昇する度合いを数値化したものを「GI値」といいますが、サツマイモのGI値はおよそ55です。
他の炭水化物のご飯(約84)、うどん(約80)、食パン(約88)、パスタ(約65)などよりも低く、血糖値が上がりにくい食品と言えるのです。
加えて、脂肪燃焼にかかわるクロロゲン酸(コーヒーなどに含まれるポリフェノールの一種。脂肪燃焼効果があると注目されている)が含まれており、太りにくいという点からもダイエット効果が期待されています。
サツマイモの選び方と保存方法
サツマイモは傷んでくると黒く変色してきますから、その部分は切りとって食べましょう。
ただし、次のような状態になったら廃棄するようにしてください。
・水分がなくなり、シワシワになっている
・柔らかくなっている
・表面がべとべとしている
・異臭がする
・カビが生えている
・変な味がする
サツマイモの保存に適した温度は15℃前後といわれます。
「常温保存」が最適とされ、丸ごとで洗っていなければ1か月、切った場合は1週間くらいは日持ちするといわれます。
寒さに弱く、10℃以下の冷蔵保存には適しません。
冷凍だと1か月程度は保存可能といわれています。
常温保存には、次の点に注意しましょう。
切っていない場合
・土を払い落とす、水洗い厳禁(腐りやすくなる)
・新聞紙で1個ずつ包む(乾燥や湿気を防ぐ)
・風通しの良い冷暗所に置く
・段ボールや穴を開けた発泡スチロールなどに入れてもよい(通気性をよく)
切った場合
・切り口をラップで包み空気に触れないようにする(酸化に注意)
・新聞紙でくるむ
・風通しの良い冷暗所に置く
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