(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
食べるときの注意点
ホオズキが属する「ナス科」の植物には、アルカロイド類(アルカロイドという構造を持つ成分)が含まれています。
アルカロイド類には毒性を持つものも多く、多量に摂取すると、吐き気・嘔吐・頭痛・痙攣・下痢などの健康被害が起こる場合があります。
<アルカロイド類の例>
● ジャガイモの芽に多く含まれる「ソラニン」
● トマトの未熟果に多く含まれる「トマチン」
● 茶葉に含まれる「テオフィリン」
● タバコ草に含まれる「ニコチン」
ホオズキに含まれる「ソラニン」や「ヒストニン」などのアルカロイド類は微量ですし、観賞用に比べ食用は含有量も少ないですから、過度の心配は無用です。
ただし、ヒストニンは子宮収縮作用が確認されていますので、妊娠中の女性は避けた方がいいでしょう。
食用ホウズキの旬は7~10月頃。興味のある人はフルーツ感覚で試してみてはいかがでしょうか。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
スポンサーリンク