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執筆:Mocosuku編集部
「コレステロール制限」は、もしかしたら気にしなくても良いコトなのかもしれません。
2015年2月19日、アメリカの厚生省と農務省による「食事指針諮問委員会」が、「コレステロールの摂取量を制限する必要はない」という見解を発表しました。
これは、動脈硬化などのリスクを高める「血清コレステロール」と、「食事によるコレステロール摂取」の間に明確な関連性は無いとする調査結果によるものですが、日本でも脂質異常症(高脂血症)改善の指針などに影響を与えそうです。
さらに詳しく見ていきましょう。
「血清コレステロール」と「食事によるコレステロール摂取」
そもそも血清コレステロールとは、血液中を流れるコレステロールの濃度のことで、この数値がなんらかの理由で高くなりすぎると、動脈硬化や脳梗塞などのリスクを高めるとされています。
コレステロールは人体に必要不可欠な栄養素ですが、その7割前後は体内で合成されているため、健康な人の場合は食品でコレステロールをあまり摂らなかったとしても問題はないといわれています。
また、逆にコレステロールを食品によって摂りすぎた場合でも、通常は血液中のコレステロールの量は肝臓の働きによって一定に保たれているため、すぐに脂質異常症などのリスクを高めることにはつながらないようです。
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