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執筆:Mocosuku編集部
昼寝というと、ともすればネガティブな印象がつきがちですが、その効果は侮れないようです。
古くはナポレオンから現代の政治家まで、超多忙で睡眠時間が少ないにも関わらず、仕事の能力が衰えない不思議な人たちのパワーの秘密は、昼寝にあるのだとか。
短時間でも空いた時間に昼寝する効果を、ある実験をもとに探ってみました。
驚くべき昼寝の効果!
実験は25~32歳の健康な男性を対象に行われました。
まず睡眠を2時間に制限したところ、翌日には心拍数や血圧、血糖を増加させるホルモンの「ノルエピネフリン」が2.5倍に増え、ウイルスと戦う「インターロイキン6」と呼ばれるタンパク質の量も減りました。
ところが別の日に同じく睡眠を2時間にした後、翌日30分の昼寝をすると、ノルエピネフリンやインターロイキン6が平常レベルに回復したのです。
これは『Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism』に発表された論文で、この発見は「夜間シフト労働者などの慢性的な睡眠不足の問題解決に結びつく」とする専門家の声もあります。
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