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厚労省からの発表によると、2014年エイズを発症した患者数は、2008年以降横ばい状態にもかかわらず、20代で発症した患者が過去最高で30代を上回っていて、HIV/エイズの症状と予防 などの知識がないまま性行経験が低年齢化している現状が浮き彫りになっています。
2013年現在、世界では、3,500万人の人がHIV/エイズと共に生きていますが、その3分の2は、アフリカに集中しています。しかし、日本を含む東アジア地域では、新規感染増加の勢いが世界で最も強い地域の1つになっています。新規HIV感染者数は、年間210万人で2001年より38%減、エイズによる死亡者数は、年間150万人で2005年より35%減となっています。日本では、現在2万3千人ほどの患者がいます。
HIV/エイズの症状と予防 :症状
HIVとは、エイズウイルスのことをいいます。正式には、ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)といい、ヒトに感染すると免疫力を低下させてしまうウイルスです。HIVの怖いところは、感染してすぐに出る症状は、風邪やインフルエンザに似ていて発熱や倦怠感、頭痛、関節痛、発疹など一般的なものですが、場合によっては無症状のこともあります。特徴的な所見がないので、HIVに感染したことに気が付ないことが多々あります。
HIVに感染しても治療をしないでいると、免疫をつかさどる白血球が壊され、免疫力がだんだん弱くなり、数年~10年で健康な人では何でもない菌やウイルスによって様々な病気がおきます。それがエイズを発症したということになります。
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