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厚生労働省が平成22年におこなった国民生活基礎調査によると、女性にもっとも多い病気やケガの自覚症状は「肩こり」(男性は「腰痛」)。肩こりにもさまざまな症状や種類がありますが、肩や首に「しこり」ができている場合は医療機関を受診した方がよいケースもあるため注意が必要です。
筋硬結という症状
慢性的な肩こりを訴える人のなかには、肩がこわばってカチカチになっているケースがみられます。どこが痛いか?といわれても、肩や首や背中の「なんとなくこの辺」と訴えるわけですが、いざマッサージなどを受けると、絶妙なるトリガーポイントにいきつくことがあります。まるでしこりのようなグリグリ、ゴリゴリ感。
これは「筋硬結」といって、肩こりが長い間放置された結果、筋肉の細胞が本来の伸縮性を失い「しこり」のようになってしまった症状です。肩こりがここまで進んでしまうと、通常のマッサージや入浴では改善されにくいため、肩こりの原因となるデスクワークなどをしばらく休み、整体師や鍼灸師の治療を受ける必要が出てくる場合もあります。
また、肩・首にできる「しこり」には、筋硬結ばかりではなく、細菌感染や腫瘍によってリンパ節が腫れて「しこり」になっている場合もあります。もし、こうした「しこり」が日ごとに大きくなったり、痛みが増していくようであれば、早めに医療機関を受診して検査を受けることが大切です。
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