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「更年期障害」と聞くと女性のものと思われがちですが、更年期に悩まされる男性も少なくありません。なかには「年をとったから」と割り切れないほどの辛い症状を抱える人もいます。もしも最近「笑わなくなった」「新聞が読めない」「よく眠れない」などの兆候が見られる場合は、重い更年期障害を抱えているかもしれません。
「男の更年期」の症状とは
「男性更年期障害」は俗称で、正式病名「加齢男性性腺機能低下症候群」(LOH症候群)といいます。女性の場合は、閉経の前後5年間が更年期として区切られ、閉経によってホルモンバランスが変化していきます。それに比べて男性は、加齢とともにホルモンバランスがゆるやかに変化していくため、症状が現れても更年期の症状だと気が付きにくいのです。そのため「年だから」という言葉で片づけてしまいがちになります。
LOH症候群は、人によってさまざまです。まったく気にならないレベルの人がいる一方で、次の症状が出る人もいます。
肉体的に表れる症状
・骨、関節、筋肉の傷み
・発汗
・肩こり、腰痛
・ほてり
・睡眠障害
・記憶力、集中力の低下
精神的に表れる症状
・抑うつ
・落胆、不安
・苛立ち
・倦怠感
・神経過敏
些細なことでイラついたり、性欲が減退したりといった症状があります。また、男性更年期障害の人は、メタボリックシンドロームのリスクも高くなっているのです。
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