(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:玉井 仁(臨床心理士、上級プロフェッショナル心理カウンセラー)
強い不安や緊張を感じた時などに、必要以上に呼吸を行う状態を「過呼吸」と言います。
過呼吸を起こすと、気分が悪くなったり動悸・めまいが生じたりする「過換気症候群」を発症することがあります。ここでは、過呼吸・過換気症候群を起こした場合の対処法について紹介します。
過換気症候群とはどういう状態か
過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)で気分が悪くなるのは、過呼吸によって体の中に酸素が過剰に取り入れられることで、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、その状態を身体が「異常」と判定するからです。
症状は非常に苦しいものですが、基本的には30分〜1時間もすれば落ち着きます。意識的に呼吸を抑えることができれば、数分で治まることもあります。まずは、「過換気症候群は恐くない」ことを意識し、落ち着いて対処することを覚えれば、症状を起こす回数も減っていくでしょう。
スポンサーリンク