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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
脳が酸素不足になった時、無意識に出る反応とされている「あくび」。日常経験では、眠くなったり退屈だったりすると、あくびがでることを私たちはよく知っています。でも、それだけではありません。あくびは時に、病気の「警告」のサインでもあるのです。
一体どういうことなのか、詳しく解説していきましょう。
生理現象としてのあくび
疲れていたり、部屋の空気が悪くなったりすると、脳の働きが鈍くなり、結果として脳が酸欠状態のようになる事態が起こります。このとき、無意識の反応として、反射的に「あくび」がでます。これは大きく空気を吸い込んで、新しい酸素をたくさん血液にのせて脳に送ることで、低下している脳の働きを活性化しようとするためです。
また、あくびは口を大きく開くので、あごの筋肉を刺激し、ひいては、脳に刺激を与えていることも分かってきました。この意味では、あくびは咳やクシャミと同じように、「防衛反応」としての生理現象ということもできます。
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