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執筆:松本 たお(正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者)
「アスペルガー症候群」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これは近年認知度が急速に高まっている、発達障害のひとつです。現在は「自閉症スペクトラム障害」に分類されるようになりましたが、その中でも自閉症とはいくつか違った特徴を持っています。
そんなアスペルガー症候群、具体的にどのようなものなのか、原因や症状、対策について解説していきます。
アスペルガー症候群の症状
アスペルガー症候群の症状は、コミュニケーション・社会性・想像力のいずれかに現れると言われています。
特に場の空気を読んだり相手の気持ちを察するということが困難になります。
しかし言語の遅れやIQの低さは見られないために障害とは気付かれず、「変わった人」と認識されることが多かったようです。周囲にわかってもらえないのは何より本人が辛かったことと思いますが、近年では認知度も高くなってきました。
特定のものへ過剰な興味を示すというのもアスペルガー症候群の特徴のひとつです。
人並外れた興味の持ち方で、集中力・記憶力など強い能力を発揮します。
一方でこだわりも強くなり、本人なりの時間割やルールが変更されてしまうと混乱してしまうのです。
同じ自閉症スペクトラム障害に分類される「自閉症」とは、境界線を引くのが難しい面もありますが、1番大きな違いはアスペルガー症候群には言語の遅れが見られないという点です。
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