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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
「顔を洗う」ということは誰でもやっていますが、朝と夜だとどちらがいいのでしょう?
またお湯と水はどちらが効果的なのでしょう。
各人各様で方法もさまざまなようです。
今回はどのようにすれば一番効果的なのか、ご一緒に考えていきましょう。
洗顔の目的
私たちは肌のトラブルを起こしたくないために、洗顔をしています。
しかし逆に、それがマイナスになって肌に負担をかけてしまい、トラブルの原因になっている場合もあります。
どうしたらいいのかみていきましょう。
洗顔の目的は、顔の肌についた余分な皮脂や汚れを落とすことにあります。
何を使って洗顔するのか、洗顔料に含まれる保湿成分や美容成分に目が行きがちですが、本来の役割を果たすことが一番です。
洗顔方法について
洗顔は、肌のための基本となるスキンケア方法です。
しかし、間違ったやり方では、かえってトラブルを起こしてしまいます。
正しい洗顔方法をご紹介しましょう。
洗う水の温度
冬場でも冷水で洗うと毛穴が締まって肌が引き締まると考えがちですが、これは毛穴が縮んでいるだけで、肌には効果がありません。
逆に、急激に冷やすことで赤ら顔になったり、乾燥の原因になる可能性もあります。
お湯を使う場合、熱めのお湯で洗うと皮脂や汚れがよく落ちる感じですが、皮脂を落とし過ぎて、これも乾燥の原因となることもあります。
32℃~35℃位が適温で、皮脂が溶けだし落ちすぎることもなく、毛穴が縮んでしまうこともない温度です。ちょっとぬるめのお湯ですね。
洗う時間
キレイに洗いたいために、2~3分洗いたくなりますが、これでは洗い過ぎです。肌に洗顔料が長くついている状態は避けたいものです。
せいぜい1~1.5分程度にしてください。
また、ゴシゴシと洗っていることはありませんか。こすらないようにしましょう。
目元口元は皮膚が薄いので、とくに柔らかく洗いましょう。
ふき取り方
タオルで顔をゴシゴシ拭いてしまっては、せっかく洗顔に気をつけていても肌に摩擦が生じて、これもまた乾燥の原因になってしまいます。
拭くときは、そっとタオルで押さえるだけで、こすらないようにしましょう。
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