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執筆:伊坂 八重(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
「なんとなく身体に違和感や痛みがあったけど、いつの間にか症状が治っていた」という経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
ところが、「心気症」になると、このようなちょっとした身体の変化に敏感になり、生活に支障をきたすことがあります。
心気症とはどんな病気なのか、詳しく解説していきます。
心気症とは
心気症(別名「心気障害」「心気神経症」「ヒポコンドリア」「ヒポコンドリー」など)は、ちょっとしたココロやカラダの異常を病的にとらえ、「自分は重大な病気にかかっているのではないか」という気持ちを拭えずに、周りの人に執拗に訴える病態のことを指します。
心気症患者の場合、「自分が病気にかかっている」という気持ちから医療機関を受診して検査を受けますが、身体的な病気の所見は見つからず、医師からも「異常なし」と説明されます。
しかし、それでも「自分は病気にかかっている」という気持ちが強く、ときに医師の診断を疑い、納得いく診断名を得るまで、ドクターショッピング(医療機関を次々と、あるいは同時に受診すること)をすることもあります。
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