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執筆:青井 梨花(助産師・看護師・タッチケアトレーナー)
医療監修:株式会社とらうべ
いつでもどこでも手軽に情報を得ることができて、いまや生活になくてはならないツールである携帯電話やスマートフォン。
それらが、二重あごになってしまう要因になるかもしれないというのはご存知ですか?
これがいわゆる「スマホ二重あご」といわれるもの。
今回は、このスマホ二重あごについて、原因とその対策についてお伝えしたいと思います。
なぜ、スマホで二重あごに?
電車に乗って、ふと周りを見渡すと、つり革につかまって立っている人も、長椅子に座る人もみんな携帯電話やスマートフォン片手に、画面に釘付け状態。このような光景は、もはや日常ですね。
そんな何気ない光景を思い出してみましょう。携帯電話やスマートフォンを見たり、操作したりする時の姿勢はどうでしょうか?
あまり表情をかえることなく、背中を丸め、うつむき気味に少しあごを突き出し、前のめりになって画面をみている人が多いですね。
このようないわゆる猫背の姿勢で、あごを前に出すような姿勢では、首の後ろ側の筋肉が縮み、首の前側の筋肉が引き伸ばされた状態になります。
この互いの力の引っ張り合いにより、頬から下の部分に、重力や下向きの力が加わるため、たるみを引き起こしやすくなります。
そして、日常的に無表情のまま長時間、携帯電話やスマートフォンをしていると、顔への刺激が少なくなり、筋肉が衰えるため、二重あごが生じやすくなるということも指摘されています。
また、猫背によって全身のリンパや血液の流れが滞りがちになると、老廃物もたまりやすくなります。
そして、このような姿勢が日常化すると、フェイスラインに慢性的なむくみも生じやすくなり、太っていないのに二重あごになってしまうのです。
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