ダイエット

Mocosuku(もこすく)
  • ダイエット

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

ダイエットは健康的に

新年を迎えて、「今年こそは!」とダイエットの決意を固める人も多いこの時期。しかし、株式会社ディーエイチシーがおこなった「2015年のダイエットに関する意識・実態調査」によると、女性のダイエット成功率は平均50%程度とのこと。また、ダイエットの成功には、その期間や目標設定が関係していることもわかりました。ダイエットが成功しない ワケについてみていきましょう。

ダイエットが成功しない 女性のダイエット成功率は約50%

この調査では「2015年にダイエットをしよう」と考えている20代~40代の女性500名を対象にアンケートを実施しました。 まず、「ダイエットを始めようと思った理由」を複数回答形式でたずねたところ、最も多かったのが「健康のため」(61%)という回答。次点には「女性からキレイに見られたいから」(39%)が続き、「自分を変えたいから」と「着たい服があるから」が37%の同率で並びました。 このように、ダイエットは何かきっかけがあって始める人がほとんどですが、最初の意気込みは続かずに、「来年こそ」とあきらめてしまう人もいます。今回の調査でも「これまでのダイエットの成功率」を聞いています。最も多かった回答は「50%以上60%未満」(24%)で、次点は「40%以上50%未満」(12%)。その平均値も「51.3%」で、女性のダイエット成功率は50%前後にとどまっていることがわかりました。

ダイエットが成功しない 成功しているのは「短期集中型」のダイエット?

何kgやせるかという数字はもちろん、「結婚式までに」「薄着になる夏までに」など、いつまで、という期日を決めている人も多いことでしょう。みなさんはダイエットの目標数値をどのくらいに設定しているのでしょうか? アンケートによると、2015年に行おうとしているダイエットの「目標の体重」は、平均して「現状より-5.5kg」という回答でした。 さらにその「ダイエットにかけようと思っている期間」は「2~3か月」(29%)、「5~6か月」(21%)という回答が多い結果となりました。 実は、こうしたダイエットの目標設定や期間も、成功率に影響しているようです。というのも、ダイエットの成功率が高い人と低い人では、ダイエットの目標数値に違いが見られたからです。 ダイエットの成功率が「60%以上」答えた人たちの「目標の体重」の平均値は「現状より-4.5kg」、「ダイエット期間」は「2~3か月」という回答が最多でした。一方、ダイエットの成功率が「40%未満」と答えた人たちの「目標の体重」は「現状より-7.3kg」とより大きく、「ダイエット期間」は「5~6か月」とより長期間の予定を立てていることがわかりました。 この調査では、短期集中型で行うダイエットのほうが成功率がいいという結果ですが、「急激なダイエット」は身体によくありませんし、じっくり時間をかけてやせるほうがリバウンドしにくい、とも言われています。 目標減量値が大きく期間が長いダイエットが成功しにくい理由は、誘惑を断つ「気持ち」が長続きしないということにありそうです。

ダイエット最大の敵は「食欲」  開始3~5日後がいちばんツラい

ダイエットにはいろいろな方法がありますが、運動や食事制限など、それまでの生活とは異なる「変化」がともないます。

そこで、「辛くなってくるタイミング」という質問をしてみたところ、もっとも多かったのが「開始3~5日後」(35%)、続いて「開始2~3週間後」(23%)、「開始1週間後」(20%)という回答となりました。ダイエット期間を長く設定した人は、当然この「辛い」期間も長くなってしまうのです。 また、「ダイエットの最大の敵は何だと思いますか?」という複数回答形式の質問では、ダイエットの成功率に関わらず、最も多かった回答は「食欲」(39%)でした。 「食べたい」という気持ちを辛さに結び付けてしまうのか、上手にコントロールするのか、そこにダイエットの分かれ目があるようです。

[調査概要]
調査名:2015年のダイエットに関する意識・実態調査
調査期間:2014年12月16日(火)~12月19日(金)
調査対象:「2015年にダイエットをしよう」と考えている20代~40代の女性500名
調査方法:インターネット調査

【ダイエット】

出てきたお腹を引っ込める、ラクな方法ないでしょうか?

出てきたお腹を引っ込める、ラクな方法ないでしょうか?

執筆者:座波 朝香(保健師) 監修医:坂本 忍 鏡を見たり、洋服を選んだりすると、ふと気づくポッコリお腹。「どうにか出てきたお腹を引っ込める楽な方法はないだろうか…」と思う方も少なくないでしょう。自分のお...

2016/02/26 12:30掲載

ストップ冬太り! 代謝アップができる食べ物ベスト4

ストップ冬太り! 代謝アップができる食べ物ベスト4

執筆:田口絢子(管理栄養士、糖尿病療養指導士、ソーシャルスキル協会認定健康栄養カウンセラー) 冬は代謝が上がる時期のハズですが、寒さでちぢこまっていると、どうしても食べるほうが勝って太りやすくなります。 ...

2016/02/07 18:30掲載

ホットヨガがブーム… ヨガでやせる人、やせない人の違いとは?

ホットヨガがブーム… ヨガでやせる人、やせない人の違いとは?

執筆:井澤佑治(ライター/ダンサー) ハリウッドセレブが実践していていたことから、ここ数年日本でもブームとなっている「ホットヨガ」。室温38℃前後、湿度60~70%という高温多湿の環境でおこなうホットヨガは...

2016/01/16 21:30掲載

腹筋運動は「時代遅れ」? 腰を痛めずにウエストシェイプするには

腹筋運動は「時代遅れ」? 腰を痛めずにウエストシェイプするには

執筆:井澤佑治(ライター/ダンサー) お腹まわりを引き締めるエクササイズといえば、誰もが思いつくのが、「シットアップ」と呼ばれる、あお向けに寝た状態から上半身を垂直まで起こす運動。 しかし最近、米海軍...

2016/01/14 18:30掲載

スポンサーリンク

健康と病気

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...