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医療保険の特徴や医療の現状について、私の考えでは、やはり「(民間の)医療保険はいらない」というのが結論です。個人的には、医療保険に保険料を払うくらいなら、むしろ、個人年金保険などのような貯蓄タイプの保険を契約したほうがいいと感じています。
ここでは、 医療保険は必要 かどうかの是非について総括したいと思います。
医療保険のメリットをおさらい
私の主張とは裏腹に、現実には個人年金保険よりも医療保険のほうが人気があります。医療保険のほうがリスクを身近に感じられるからでしょう。また、医療保険は「払い込んだ保険料に対し、受け取れる給付金の額」という損得勘定、いまどきの言葉でいうコスパ(コストパフォーマンス)だけでは語りきれません。
まずは、民間の医療保険の見過ごされがちなメリットを振り返ってみましょう。医療保険の給付金は「現金給付」です。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、いざという時に「現金」を受け取れることは大きな魅力なのです。
しかも、医療保険から受け取った保険金や給付金は非課税で、使途にも制限はありません。受け取った給付金の使い道に制限はありません。そのほか、会社によっては毎月の保険料の支払いにクレジットカードを利用できます。その場合は、ポイントを貯めることも可能です。
コスパ以外の魅力
ケガでの入院や、あるいは病気での手術といった突然の事態は、人生における「ネガティブイベント」です。そして、治療費や入院費だけでなく、病院までの往復の交通費、入院中の諸雑費など、さまざまな支出が伴います。加えて、家族への精神的な負担もあります。
そんな時、もし医療保険に契約していたとしたら、どうでしょうか? 「退院後に入院給付金や手術給付金を受け取った時には、一筋の光のように思え、気持ちが救われました」という話を、実際に給付金を受け取った人から聞きました。
コスパ以外の医療保険の魅力は、まさにここにあるのだと思います。ネガティブイベントが起こってお金が出ていくばかりの最中に、「受け取ることできるお金がある」というのは、精神面でプラスに作用します。
医療保険は必要 ?「平時」ではない時のことを想像する
ファイナンシャルプランナー(FP)の多くは、健康保険を含む「公的な保険制度」の高額療養費制度などの特徴を挙げ、そして、損得勘定や入院日数の現状等の数字を散りばめ「民間の医療保険は不要」という結論を導く場合が多いようです。
また、次から次へと新商品が発売されている現状や、販売者(保険募集人)への報酬率(手数料率)の高さなどを理由に、批難のボルテージを上げているFPも少なくありません。かく言う私も、保険商品の開発競争の激しさには疑問と不満を感じています。
もちろん、医療保険に救われなかったという人や、不満が残った人もいるでしょう。しかし、医療保険に救われた人も一定数います。医療保険に対して批難を展開しているFPは、医療保険の契約者・被保険者の人生や気持ち、そして経験にどれほど向き合い、寄り添ってきたでしょうか?
これまでの記事を読み、「 医療保険は必要 だ」と改めて感じた人、あるいは「やっぱりいらない」という結論に至った人、それぞれいると思います。どちらが正解ということはありません。大切なことは、自身で判断し、納得されることです。
今、この記事を読んでいる人の多くは「平時」にあることでしょう。医療保険に限らず、保険商品が役に立つのは「保険事故」という人生のネガティブイベントが発生した時です。保険の是非を判断する際は、そのことをお忘れなく。
●大泉 稔(おおいずみ・みのる)
ファイナンシャルプランナー。株式会社fpANSWER代表取締役、大泉稔1級FP技能士事務所主宰。1級FP技能士、生命保険大学課程、1種証券外務員。現在、「大人のための生命保険相談室」や「FP試験対策個別指導塾」、「交通事故被害者のための相談室」を展開中
http://cfpm.biz/ http://fp-answer.com/