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3月18日は「世界睡眠デー」ですが、 世界の睡眠不足事情 はどうなっているのでしょうか?「世界睡眠デー」は、睡眠の大切さを改めて知ってもらおうと、世界睡眠医学協会が独自に定めた日です。…というのも、実は今、世界の専門家たちの間では睡眠不足が大きな問題になっているのです。
もちろん、日本もれっきとした「睡眠不足の先進国」。あなたもきっと、毎日「もっと寝たいなあ」と考えているのではありませんか?
今回は日本や世界の睡眠不足事情を紹介しつつ、改めて睡眠の大切さについて考えていきましょう。
世界の睡眠不足事情 :アメリカで最近生まれた「睡眠大不況」という言葉
最近アメリカのある医学会で「睡眠大不況」という言葉が使われたことが大きな話題になりました。
この言葉の意味は「アメリカ国民の睡眠時間が大幅に足りていない」、つまり「多くの人が睡眠不足に陥っている」という現象を指したものです。
ちなみにアメリカの睡眠財団では、睡眠時間の目安を次のように定めています。
・幼児(1~2歳)・・・11~14時間
・就学児童(6~13歳)・・・9~11時間
・ティーン(14~17歳)・・・8~10時間
・ヤングアダルトおよび成人(18~64歳)・・・7~9時間
・高齢者(65歳以上)・・・7~8時間
とくにアメリカで問題視されているのは10代の子供たちの睡眠不足。
コロンビア大学の研究では、中学生や高校生の睡眠時間は1990年代から減少し続ける一方だと指摘しています
世界の睡眠不足事情 :「太りやすい」だけじゃない! 深刻な病気になる可能性も
睡眠不足はなぜこんなに問題視されているのでしょうか。それは健康にもたらす弊害がビックリするほど多いからです。英語圏の医療サイトでは、具体的な数字とともに次のようなリスクが指摘されています。
睡眠不足が7時間以下の場合
・風邪をひくリスクは3倍になる
睡眠不足が6時間以下の場合
・脳卒中のリスクが4倍になる
・肥満になるリスクが30%増える
・高血圧になるリスクが20%増える
睡眠時間が5時間以下の場合
・食欲が旺盛になり、約329キロカロリーも多く摂取する
・早死にする確率が26%増える
ざっくりまとめると、ちょっとした体調不良から肥満、果ては深刻な病気になるリスクが高まるというわけですが、女性ならこのなかでいちばん気になるのは「食欲が旺盛になる」という記述かもしれませんね。
これは医学的にもきちんと実証されていて、「睡眠不足によって食欲をつかさどるホルモンが乱れてしまう」という、スタンフォード大学の正式な研究結果があります。
上にあげたことのほかにも、「うつになりやすくなる」「人からだまされやすくなる」といったような指摘がありますが、ちょっと衝撃的なのは、運転中の事故リスクの増大について述べたデータ。
「睡眠を普段8時間取っている人が2時間削った場合」では、事故を起こす確率が「アルコールに例えると1000ミリリットル以上のお酒を飲んだのと同程度」になるというのです。
つまり、「睡眠不足で運転をすることは飲酒運転をするのと同じくらい危ない」ということですね。
世界の睡眠不足事情 :私たち日本人の睡眠時間は世界でもダントツに少ない
さて、日本の睡眠不足事情はどうなっているのでしょうか。OECD(経済協力開発機構)が2009年に発表したデータによると、日本の平均睡眠時間は1日あたり7時間50分。これは調査した18か国のうち、7時間49分だった韓国についでの低さです。いっぽうで、あるウェアラブル端末の会社がウェアラブル製品を使って調査したところ、「日本人の睡眠時間は平均5時間46分だった」という報告もありますから、実際はもっと少ないかもしれません。
この背景には、「夜間の残業や深夜勤務が増えている」といった労働環境の問題から、「インターネットが普及した」「スマートフォンをもつ人が増えた」というような社会的背景までさまざまな要因がありそうです。
睡眠が不足すると、健康だけでなく仕事への集中力やパフォーマンス力にも大きく影響しますから、「日本の睡眠不足による日本の経済損失は3兆円になる」と指摘する専門家もいるほど。
そろそろ睡眠不足について社会全体で考えていかないと、いずれいろんな問題が起こってくるかもしれません。
個人の努力だけではどうしようもない部分もありますが、それでもせめて、日々の睡眠を確保する努力を続けていきたいものですね。