ストレス

Mocosuku(もこすく)
  • ストレス

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

ストレスなんかに負けない!



頭痛も肩こりも生理痛も肌荒れも、あらゆる疾患や不調の原因とさえいわれれているストレスですが、 ストレスとの上手なつき合い方 を知っていれば、少しは楽に生活できるかもしれません。実はストレス自体は悪いものではないのです。ここでは、ストレスについて簡単に解説します。

 ストレスとの上手なつき合い方 :ストレスをバネにする!



生物学には、ストレスは「何らかの刺激によって生体に生じた歪みの状態」を指します。人間にはもともとストレスによる歪みを元に戻そうとする力が備わっており、許容範囲内のストレスなら、むしろそれをバネにして活動的になることもあるのです。例えば、「ストレスを解消したいから疲れてるけどジムに行こう!」と思えたり、「イラつく上司を黙らせたいからノルマを達成しよう」と頑張ったり、といった具合です。

 ストレスとの上手なつき合い方 :多すぎる&長すぎるストレスが問題



問題なのは、「ストレスが許容範囲を超えたとき」、つまりストレス過多の状態です。ストレスが長く続いたりストレスの要因が多くなりすぎたりすると、「歪みを元に戻そうとする力」が働きにくくなってしまいます。何に対してもやる気が持てなくなる、夜眠れなくなる⋯⋯。それどころか、ひどくなるとうつに近い状態になることも。また、ホルモンの分泌異常などが生じ、身体のさまざまな部位が痛んだり正常に働かなかったりといった症状が出ることもあります。こうしたストレス過多は誰でも陥る可能性があります。その状態を避けるためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

 ストレスとの上手なつき合い方 :まず大切なのは毎日の「セルフチェック」



ストレスと上手につき合うためにまず大切なのは、自分自身の状態をチェックすること。少しの時間で構わないので、1日の終わりに自分の心や気持ちを振り返るようにしましょう。「少し頑張りすぎちゃった」「イライラしすぎてつらかった」など、何でもいいのでとにかく毎日、続けてみてください。余裕があればスケジュール帳などにメモしておくのもおすすめです。時には「今日は仕事も遊びも全部うまくいった!」なんて思える日もあるかもしれません。

 ストレスとの上手なつき合い方 :自分だけのセルフケア方法を見つける



セルフチェックの次に大切なのがセルフケア。疲れてるな、と感じたら、すかさずケアしましょう。心からリラックスできることなら、エステでもカラオケでも飲み会でもアロマでも、何でも構いません。とはいえ、これが一番難しいのも確かです。「自分が心からリラックスできること」というのは、そもそもほかの人にはわかりません。このため、自分のセルフケア方法は日頃から自分で見つけておく必要があります。人によっては「ダラダラ寝るのが一番」ということもあるかもしれません。もちろんそれでもOKです。

 ストレスとの上手なつき合い方



ストレスに強い人や立ち直りが早い人というのは、セルフチェック&セルフケアがとても上手な人ともいえます。そもそもストレスのない人生なんてあり得ません。ですから「ストレスをなくすこと」ではなく「ストレスに対処すること」が重要なのです。ストレスに振り回されることなく、充実した日々を送るためにも、今日からぜひ、セルフチェックとセルフケアを始めましょう。

【ストレス】

平日頑張った反動? 意外と多い「週末過食」で後悔する人

平日頑張った反動? 意外と多い「週末過食」で後悔する人

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ 平日は普通に食事をしているのに、金曜日の夜から日曜日にかけて、食欲が抑制不能になったかのようにた...

2019/04/19 18:30掲載

大人の悪夢はストレスが原因? 『悪夢障害』とは

大人の悪夢はストレスが原因? 『悪夢障害』とは

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは悪夢に悩まされていませんか? 繰り返し見る悪夢によって睡眠が妨げられ、日常生活にまで支障を来す状態を「悪夢障害」と呼び、医...

2019/03/08 18:30掲載

芸能人にも多いパニック障害… 近年増加している理由は?

芸能人にも多いパニック障害… 近年増加している理由は?

執筆:伊坂 八重(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 昨年、アイドルグループ「Sexy Zone」の松島聡さんが突発性パニック障害であることを公表し、芸能活動の休止を発表したことは記憶に...

2019/03/05 18:30掲載

口臭や体臭… 寝起きがキツイのはどうして?

口臭や体臭… 寝起きがキツイのはどうして?

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 日本人はにおいにとても敏感、過剰反応などという論調も見られる昨今… そうは言っても、自分の臭いや家族の体臭、口臭は誰しも少なか...

2018/11/25 18:30掲載

スポンサーリンク

健康と病気

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...