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腰痛の原因 の大部分は不明 だということをご存知でしたか。
若い人からお年寄りまで、多くの人を悩ませている「腰痛」。厚生労働省の2013年の調査によれば、腰痛に悩まされている人の数は全国で約1300万人以上といいます。また、最近の別の調査では推定で2800万人いるとするものもあります。日本人の1割から2割以上が腰痛持ちであり、いまや国民病と言ってもいいでしょう。腰痛はほとんどが原因不明と言われているのです。整形外科などでレントゲンを撮っても、「異常無し」と言われることが多く、最近になって、「精神的ストレス」が腰痛に深く関わっていることがわかってきました。
心の不調が、本来感じないはずの痛みを引き起こす
原因不明の腰痛の大部分を、「心因性腰痛」が占めていると言われています。これはどういうことでしょうか? 私たちの脳には、もともと痛みの信号を抑制するシステムが備わっています。健康な人はこのシステムが機能することで、小さな痛みは感じない仕組みになっています。ところが、長期間にわたってストレスを受け続けると、このシステムがうまく働かなくなり、「普段なら我慢できる痛み」が「耐えられない痛み」に変わってしまうのです。つまり、本当は腰が疲れたりだるかったりする程度であるのに、より強い「痛み」として感じるようになるのが「心因性腰痛」です。その性質上、多くは慢性的な症状として現れます。
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