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執筆:田口 絢子(管理栄養士)
日本人は調味料から塩分を摂取する機会も多く、知らず知らずに過剰摂取になっている傾向にあります。
例えば、働きざかりのサラリーマンで、朝と昼、昼と夜など、1日2食を外食で過ごす、という人も多いことでしょう。
このような場合、どのくらい塩分を摂取しているのか考えてみたことはありますでしょうか?
ここでは、塩分を排出する効果が期待できる食品についても詳しくご紹介します。
日本人は塩分のとりすぎが指摘されている
外食が多いサラリーマンAさん(40歳、独身)の食事を例に挙げて、1日にどのくらい塩分を摂取しているか見てみましょう。
料理名横の数値は塩分量を表しています。
・朝=食べない
・昼=牛丼(3.8)、味噌汁(1.7)
・夕=生ビール中ジョッキ1杯、鶏から揚げ(1.4)、大根サラダ(2.5)、焼きとり2本(つくね・たれ)(1.2)、冷奴(0.5)
Aさんの1日の塩分摂取量=11.1g
日本人の食事摂取基準2015年版(厚労省発表)では、食塩摂取量の目標量は成人男性8.0g未満、成人女性7.0g未満ですので、目標値より3.1gもオーバーしています。
現在、国民全体で塩分過剰が心配されていますので、毎日の減塩対策が必要です。
外食の機会が多い人は、注文するときに薄味で作ってもらうようにお願いするなど、お店の人にも協力してもらって無理なく塩分を減らしていきましょう。
また食卓で使用するしょうゆ、塩、ドレッシング等の多用は控えて、素材のおいしさを味わうように心掛けてみましょう。
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