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缶コーヒーの糖分 「無糖」と「糖分カット」どっちが糖分が少ない?
缶コーヒーのパッケージに、「無糖」や「糖分カット」などの糖類の表示があることをご存知ですか?
一般的に糖分については、特に表示のない普通の甘さの飲料には200mlあたりスティックシュガー2本分の砂糖が入っています。
そのほかの表示は、どのくらい砂糖が入っているのでしょうか。
健康増進法による糖類の表示基準(飲料100mlあたり)
・無糖、ノンシュガー、シュガーレス、糖分ダイエット、糖分ゼロ
→ 糖類の含有量が0.5g/100g(飲料は0.5g/100ml以下)
・低糖、微糖、糖分控えめ、糖分カット
→ 糖類の含有量が5g/100g以下(飲料は2.5g/100ml以下)
・糖分30%低減、砂糖30%カット
→ 糖類の含有量が比較する食品より100g中5g以上少ない(飲料の場合は比較する食品より100ml中2.5g以上少ない)
*同一の商品で、糖分を減らしたシリーズを販売する場合によくある表示です。
一番糖類が少ないものは、「無」「ノン」「レス」「ゼロ」と表示してあるものです。缶コーヒーを利用するときは、これらの表示に注意して、無糖や微糖など、糖分を抑えた飲料を選び、糖分のとりすぎを防ぎましょう。
缶コーヒーに変わる気分がリフレッシュできる飲み物とは?
疲労回復効果のあるココア
苦味成分のテオブロミンは、カフェインよりも刺激性は穏やかで、疲労回復に効果があります。血中コレステロールの低下作用、抗酸化作用をもつポリフェノールを多く含みます。
香気成分が気分を落ち着かせ和やかにさせてくれる緑茶
茶葉そのものは、ビタミン、ミネラルを豊富に含むノンカロリーの食品で、様々な生理機能をもつ成分を含んでいます。緑茶に含まれる旨み成分テアニンは、カフェインの興奮作用に対する抑制作用や、脳からのα派を引き出しリラックス効果があるというデータも出ています。
缶コーヒーの糖分を考えて、「とりあえず缶コーヒー」の習慣を見直し、他の飲み物も組み合わせて上手においしく健康管理をしてみませんか。
●執筆者プロフィール:田口絢子(たぐち・あやこ)
茨城県生まれ。管理栄養士、糖尿病療養指導士、ソーシャルスキル協会認定健康栄養カウンセラー。都内4か所の病院で給食・栄養管理経験を経て独立。栄養相談、献立作成、食と健康に関する記事の執筆、栄養学翻訳などを行っています。
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