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現在の日本で「セーフティネット」と呼べるものは?
Eさんのように突然のケガや病気で働けなくなり、生活していくことが困難になってしまった場合、現在の日本においてセーフティネットと呼べるような制度は「生活保護」と「障害年金」ぐらいしかないかもしれません。もちろん「最低限の生活もできない」というような苦境に立たされたときには、これらの制度について詳しく調べ、有効に活用することが大切といえるでしょう。
その一方でEさんの例のように、いざというときに助けあえる友人・知人やコミュニティの存在も極めて重要なものであり、孤立や貧困に陥らないための「強力なセーフティネット」といえるかもしれません。
(了)
※文中のエピソードは実話をもとに構成・脚色を加えて構成しています。実在の人物・団体とはいっさい関係がありません。
<執筆者プロフィール>
井澤佑治(いざわ・ゆうじ)コラムニスト
舞踏家/ダンサーとしての国内外での活動を経て、健康法・身体技法の研究、高齢者への体操指導、さまざまな障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などに携わる。
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