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筋肉合成のカギとなるロイシンを最も多く含む ホエイたんぱく質
筋肉を合成するのは、 ホエイたんぱく質 に含まれるロイシンというアミノ酸がカギとなります。ロイシンは体内で合成されないアミノ酸なので、食事から摂取しなければいけません。最近清涼飲料水で見かけるBCAAの中にロイシンも含まれています。
ロイシンは肉類、魚類、大豆製品など、動物性食品、植物生食品どちらのたんぱく質にも含まれます。あらゆるたんぱく質の中で ホエイたんぱく質 のロイシン含有量が最も多く、質自体の評価も最高レベルなのです。
ホエイたんぱく質 をうまく取り入れるのに気をつけることは?
高齢者の場合、筋肉を作るためには、 ホエイたんぱく質 を1日の摂取量ではなく、1日を通して満遍なく摂らないと、有効的ではないことがわかりました。
加齢による筋肉の量、機能、力の低下を防ぐには、1回の適切なたんぱく質の摂取量は20~30gが理想です。それは、タンパク質の摂取量に応じて筋肉合成量が決まりますが、30g以上たんぱく質を摂取すると、30gを超えた分は利用されないのです。また、高齢者では、1回の食事で15g以下のたんぱく質では、摂取したたんぱく質の利用率が著しく低下してしまうことがわかりました。
子どもや高齢者で1回の食事量が少なくて、必要量のたんぱく質が取れない場合、プロテインサプリメントを調味料感覚で取り入れてみると良いです。粉末状になっていることが多いので、スプーン1杯をヨーグルトやスープに混ぜたり、ハンバーグやカレー、豚汁など調味料感覚で気軽に使えます。
世界でもホエイたんぱく製品市場が急成長しているようです。日本でもこれから店頭でホエイたんぱく、ホエイプロテインを見かけることが多くなりそうです。
参考
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000007718.html
監修:山本 ともよ(管理栄養士)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導
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