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ラーメンを美味しいと感じる大きな理由として、「高脂質と 高塩分 の組み合わせ」を挙げることができます。行列を作る人気のラーメンは、こってりとした油に覆われ、総カロリーに対する脂質の割合が5~6割といいます。もちろん塩分もたっぷりです。
麺は炭水化物です。その上、これを上回る脂質が投入されたラーメンは健康的な食事とは言い難いものです。
ラーメンは好きだけど、どこか後ろめたく感じている人にとって、少しだけ嬉しい研究結果があります。 高塩分 を摂取することで、高脂肪食による体重増加が抑えられるという最近の研究なのですが、はたして、 高塩分 ・高脂質のラーメンはダイエットに効果があるのでしょうか?
◆ラットに 高塩分 ・高脂肪食を与えた結果は?
アメリカ・アイオワ大学で行われたラットを使った実験※は次のようなものでした。
通常食を与えるグループと、高脂肪食を0.25~4%の異なる塩分濃度で与えるグループに分けて経過を観察します。
16週間後、最も体重が増えたのは低塩分・高脂肪食のグループで、15gの増加がみられました。一方、 高塩分 ・高脂肪食のグループは、通常食グループと同等の約5gの増加にとどまっていました。
※Benjamin J. Weidemannらの研究チームによる論考(2015年6月11日発行):
Dietary Sodium Suppresses Digestive Efficiency via the Renin-Angiotensin System
http://www.nature.com/srep/2015/150611/srep11123/full/srep11123.html
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