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シカ肉の効能 :低脂肪の赤身肉、鉄分も豊富
シカ肉は脂肪の少ない赤身肉です。脂肪の量が少ないだけでなく、質の高さに特徴があります。シカ肉にはリノール酸をはじめとする多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。多価不飽和脂肪酸は肥満や生活習慣病のリスクを高める中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きで知られています。
共役(きょうやく)リノール酸(CLA)は、リノール酸のカタチが変化したもので、蓄積した脂肪の分解・燃焼、抑制に貢献すると考えられています。とくにシカの幼獣には共役リノール酸が多く含まれています。
シカ肉は鉄分が豊富で、調査によれば100g中に6.0mgの鉄が含まれていたといいます。月経のある女性の場合、鉄の推奨量は10.5~14.0mg/日とされていますが、実際の摂取状況は1日あたり7mg程度にとどまっています。なんとなくだるい、疲れやすいといった症状が、鉄分不足からくる貧血によるものであることも少なくありません。もともとカレーのスパイスには交感神経を活発にし、脂肪を燃焼させる働きがあります。新陳代謝を高め、「冷え」の防止にも役立つことはよく知られています。低脂肪で良質な赤身肉、脂肪燃焼、そして貧血や冷えの防止と、シカ肉カレーは女性にとっても魅力的な食材となるのではないでしょうか。
株式会社アドバンス
http://group-adv.com/shigacoco/
一般社団法人エゾシカ協会
http://www.yezodeer.com/syokutaku/seibun/seibun.html
執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:山本ともよ(管理栄養士)
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