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今回は、 エナジードリンクの効果 についてお話します。
阿波おどりは、本家の徳島県のみならず各地の祭りなどでも人気の踊りですが、このほど登場したのが、阿波踊り専用のエナジードリンク、その名も「Awa Rise アワライズ」。
発売元によると、阿波おどりで最高のパフォーマンスを発揮したい時のために開発され、アルギニン、ビタミンB2・B6・B12、カフェインを配合。徳島県産ゆず果汁も加えてさわやかな味わいといいます。
プロ野球の広島カープ公認の「カープエナジー」も発売されるなど、ご当地エナジードリンクが盛り上がる兆しですが、エナジードリンクの成分や効果はどんなものなのでしょう。気をつけたいポイントとあわせてチェックしましょう。
エナジードリンクの効果 は気分だけ?
「エナジードリンク」とは、カフェインやビタミン類を配合した清涼飲料水で、「ここ一番テンションを上げたい!」というときなどに飲むドリンクとして、若い男性を中心に人気を呼んでいます。2009年から2013年の間に出荷額はおよそ10倍にまで拡大しました。
一般に「栄養ドリンク」と呼ばれる医薬品、医薬部外品と違って清涼飲料水に分類されるため、その効能や効果を大々的にうたう事はできませんが、その分、手軽に購入して飲むことができるのが魅力です。
エナジードリンクに含まれていることが多い成分の特徴をみてみましょう。
・カフェイン
茶葉やコーヒー豆、チョコレートなどに含まれる成分で、覚醒・興奮作用や倦怠感を緩和する効果があります。
・アルギニン
アミノ酸の一種。成長ホルモンの分泌を促進し筋肉組織を強くしたり、免疫力を高めたりします。血流を改善したり、肌の潤いを保つ効果もあります。
・ビタミンB1
疲労回復効果があります。炭水化物の代謝を促し、エネルギーをつくる手助けをします。
・ビタミンB2
脂質を燃やしてエネルギーを作るのを助ける働きをします。健康な皮膚や髪、爪をつくるなど、発育や美容に関わるビタミンです。
・ビタミンB6
たんぱく質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康を維持します。神経伝達物質の合成にも関わるため、精神状態の安定に役立ちます。
・ビタミンB12
貧血を予防する効果があります。神経の働きやたんぱく質の合成、様々な代謝にも関わっています。
・ナイアシン
脂質や糖質を代謝してエネルギーを作ったり、アルコールを分解したりするのを助ける働きがあります。
・パントテン酸
ストレスに強くしたり、免疫力を高める効果があります。
・イノシトール
生活習慣病の予防や神経機能を正常に保つ働きがあります。
・カルニチン
脂肪の燃焼を助ける働きをします。
・高麗人参
漢方薬の一種。滋養強壮、疲労回復の効果があります。
以上のように、エナジードリンクにはさまざまな成分が含まれていますが、それらはほとんどが微量であるため、実際の効果はさほど期待できないでしょう。
飲むと目が覚めたり疲れが取れた気がするのは、主にカフェインによる覚醒効果と糖分による血糖値の上昇がもたらすものと考えられます。
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