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野菜のビタミン (2)
不足すると危ない!
ビタミンB12は、神経細胞の形成にも重要なはたらきをしていて、不足すると体に慢性的なコリやしびれ、集中力の低下などを招きます。
長時間の運転やデスクワークなど、同じ姿勢を続けたり無理な運動を行うと、神経が傷つき痛みやしびれといった症状を引き起こしますが、ビタミンB12が足りないと、傷んだ末梢神経を修復する機能が低下してしまうのです。
野菜のビタミン (3)
認知症のリスクも上昇
最近の研究では、ビタミンB12の不足と認知症や動脈硬化・心筋梗塞など生活習慣病との関連が指摘されています。
(『Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry』http://jnnp.bmj.com/content/74/7/959.full.pdf+html)
ビタミンB12が不足すると血液中のホモシステインというアミノ酸が増加してしまい、血管や脳に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
脳に関するある研究で、認知機能が低い被験者ほどビタミンB12の血中濃度が低いことが判明。
(『NCBI』http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17991650?dopt=Abstract)
アルツハイマー型認知症の患者の脳では、ビタミンB12の量が健康な人より少ないという報告もあります。
さらに、ビタミンB12は睡眠・覚醒のリズムにも関わっていて、不眠症に改善効果がある可能性も指摘されています。
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