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野菜のビタミン (4)
菜食主義や過度のダイエットに注意!
女性に多い貧血や肩こり、また高齢になると増える認知症や生活習慣病に関わっていると考えられるビタミンB12。
通常の食生活をしている場合、あまり不足することはないとされていますが、完全菜食主義に近い野菜中心の食生活をしている人やダイエット中の人、胃の消化吸収力の落ちた高齢者、胃腸の手術経験者などは注意が必要です。菜食主義の母親を持つ乳児も同様です。
ビタミンB12の補給には、かつおやサンマ、のり、すじこ、貝などの魚介類や、レバーやチーズなどを食べるのがおすすめ。ビタミンB12は必要以上に吸収されることはないため、一般に過剰摂取の心配はないといえます。
野菜中心の食生活は健康に効果的である一方で、肉や魚にも私たちの体に欠かせない栄養素が含まれています。ビタミンB12はその代表ともいえるでしょう。
バランスのよい食生活を心がけながら、場合によってはビタミン剤などのサプリメントを活用するなどして、体も脳も末長く健やかに保ちたいですね。
<監修>
山本ともよ(管理栄養士)
<参考>
http://merckmanual.jp/mmpej/sec01/ch004/ch004j.html
http://jnnp.bmj.com/content/74/7/959.full.pdf+html
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17991650?dopt=Abstract
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1759094
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