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リラックスできる緑茶 ・・・玉露の旨味成分は「テアニン」
カテキンはテアニンが変化したものです。お茶の木の根で生成されたテアニンは、成長とともに葉へと移動し、日光を浴びることでカテキンに変化するのです。渋みの成分であるカテキンが多いと、口当たりの良いお茶にはなりません。そこで、テアニンがカテキンに変化しないように、日光を遮る被覆栽培を用います。そのようにして育てた新芽を使ったお茶が「玉露」です。渋みが少なく、旨味成分が豊富なのが特徴です。
リラックスできる緑茶 ・・・緊張を和らげるテアニンの働き
テアニンはアミノ酸の一種で、旨み成分のひとつです。昆布に含まれる旨み成分に「グルタミン酸」がありますが、テアニンはグルタミン酸と構造が良く似ています。テアニンは緊張を和らげ、リラックス効果を持つ成分として注目されています。お茶を飲んだときに安らぎを感じるのは、このテアニンの癒し効果でもあります。お茶には交感神経を優位にするカフェインが含まれていますが、テアニンの働きで興奮が抑えられていると考えられます。ただし、カフェインの含まれた飲み物を飲むと眠りづらくなる人は、就寝前5~6時間は控えたほうがいいでしょう。
緑茶はどれも健康に良い影響を与えてくれますが、リラックス効果を得たいときは、テアニンを豊富に含む玉露を選ぶのがよさそうです。
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