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原料原産地表示における問題点
また近年では、食品の原料原産地表示についての問題を指摘する声もあります。現在、原料原産地の表示が義務づけられている加工食品は、乾燥きのこやカット野菜から、もち、緑茶、調味した肉や魚などの22品目があり、これらについては「重量の50%以上を占める原材料」について原産地を表示することが定められています。
しかし、こうした規制を逆手に取ると、たとえば51%が北海道産で、49%が外国産の原材料であっても、原材料を「北海道産」と表記できてしまうことになるため、「食の安全性」という点から考えると問題があると言わざるを得ません。
米粉製品で「 小麦アレルギー 」発症!?
また、米粉製品のなかには、商品パッケージに「 小麦アレルギー の人のための」などと表記されているにも関わらず、原材料に「小麦を含む」と表示されている例もあったとのこと。こうした例だけでなく、たとえ「米粉使用」と目立つように記載された商品であっても、原材料に小麦が含まれていないとは限らないため、購入時に注意して原材料の表示を確認することが重要となります。
また、先述した原料原産地表示の例とあわせると「○○産○○使用」といった類のパッケージ表記は、必ずしも信頼できるものばかりではないといえるでしょう。
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