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小麦由来の「グルテン」にも注意
さらに、 小麦アレルギー に関するアナフィラキシーの事故では、原材料に表記されているグルテンを「小麦由来」と知らずに食べてしまった例も報告されているとのこと。グルテンについては、今年4月に施行された食品表示法で「グルテン(小麦を含む)」と表示することが定められましたが、これには5年間の経過措置期間があり、当分のあいだは「グルテン」という表示の商品も店頭に並ぶことになるため注意が必要です。
食品の安全や信頼性を判断する際に重要となる原材料や原産地の表示ですが、不明な点や疑問を感じた場合は、メーカーのホームページで確認をしたり、製造元に問い合わせたりすることが必要なケースもあります。
私たちの身体を作り、健康状態を左右する「食べ物」だからこそ、その安全性には注意していたいものですね。
<執筆者プロフィール>
井澤佑治(いざわ・ゆうじ) ライター
通販メーカーのコピーライターとして、健康食品などの広告を数多く手がけたのちに、ダンサーとして独立。国内外で公演やワークショップ活動を展開しつつ、身体操作や食事療法などさまざまな心身の健康法を探究する。現在はダンスを切り口に、高齢者への体操指導、障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などにも携わっている。
<参考>
http://www.maff.go.jp/j/fs/f_label/f_processed/allergy.html
(アレルギー表示 農林水産省)
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/0717_7qa.pdf
(加工食品品質表示基準改正に関するQ&A 消費者庁)
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