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青森県十和田市で3日から開催されていたご当地グルメで全国の魅力を発信するイベント「第10回B-1グランプリ」の結果が発表されました。3位は「津ぎょうざ小学校」(三重県津市)、2位は「対馬とんちゃん部隊」(長崎県対馬市)、そして堂々の1位に輝いたのは「熱血!!勝浦タンタンメン船団」(千葉県勝浦市)でした。
醤油ベースのスープにラー油をたっぷりと使用し、辛口に仕上げた勝浦タンタンメン。玉ねぎの甘さと 担々麺 の辛さ、ひき肉のうまみが絡み合い、やみつきになる味だと好評です。 担々麺 にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?
高カロリーだけど身体にいい?「 担々麺 」は美容に効果的
「 担々麺 」と聞くと、脂肪分が高くカロリーが気になってしまう人も多いでしょう。実際に1人前あたりの 担々麺 のカロリーは平均950~1000kcalほど。成人の1日における摂取カロリーの目安の平均が1,800~2,200kcalということから考えても、やはり高カロリーメニューと言わざるを得ません。
とはいえ、栄養学的にみれば 担々麺 に含まれている食材には、タンパク質や脂質、糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素がたっぷり含まれています。
一般に、 担々麺 は花椒(かしょう)や生姜、ニンニク、ネギなどを油で煮込み、そこに唐辛子を加えて豚肉や鶏肉のそぼろと、ザーサイやゴマを乗せてできています。具体的に 担々麺 のどんなところが健康にいいのかを見ていきましょう。
花椒(かしょう)
花椒には精神安定や消炎鎮痛効果があります。また、消化を助ける働きを持っているため、健康にもいいです。
生姜
生姜には血流を促進し、冷え性を改善する効果があると言われています。寒い季節に身体をあたためる食べ物としても効果的です。
ニンニク
ニンニクは滋養強壮に優れ、免疫力をアップさせます。疲労回復効果もあるため、疲れているときに摂取すると元気が出る食材としても名高いです。
唐辛子
唐辛子には「カプサイシン」という辛味成分が含まれており、摂取すると脳や脊髄などの中枢神経を刺激して、アドレナリンの分泌を引き起こします。アドレナリンには脂肪燃焼を促す作用があるため、熱エネルギーを作り出し、発汗が促進されるのです。
ゴマ
ゴマには「セサミん」という抗酸化物質が含まれており、血中のコレステロールを減らします。また蓄積されたメラニンを排出するビタミンEや、便秘改善にやくだつ食物繊維などの栄養もたっぷり含まれています。
陳皮(ちんぴ)
陳皮は、みかんの皮を乾燥させてできたものです。これには血流を改善する効果があり、冷えや胃腸炎、腹痛などの症状を改善する働きを持っています。
このような栄養素がぎゅっとつまり、スープとして絶妙な美味しさを引き立てています。
カロリーが高いとはいえ、担々麺の美味しさを引き立てるスープや具材には身体にいい香辛料が沢山含まれていることがわかりました。涼しくなるこの季節にこそ担々麺を食べ、秋冬を乗り切りたいですね。
監修:山本ともよ(管理栄養士)
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