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プルーンの便秘解消効果 :便秘は「オバサン体型」の原因になる
便秘は、食べ物のカスが排出されることなく腸に長く停滞している状態です。健康な状態であれば便と一緒に排泄される病原菌も、排泄されないまま腸内に残ってしまいます。さらに便秘は次のような悪影響を及ぼします。
おなかが張る
便が詰まっているため、放っておくとお腹を触るだけでもカチカチの状態になります。お腹が重かったり膨満感があったりと、非常に不快です。さらに、下腹部がぽっこりと膨らんでしまうので、せっかくのお洒落も台無しです。
肌トラブルが起こりやすい
便秘が続くと腸壁や血液中に有害物質がどんどん吸収されるため、肌荒れや肌のくすみの原因になります。便秘のときに肌に吹き出物ができやすくなったり、乾燥肌になったりするのはこのためです。
太りやすい
便秘をしているときは、排泄されない便のせいで食べ物の消化率や吸収率が悪くなります。そのため、脂肪や糖質を余分に吸収してしまいます。こうなると体重は増加する一方…。太りやすい体質になってしまいます。
ヨーグルト以上? プルーンの便秘解消効果
腸をキレイにすれば、病気の予防になるだけでなく美容にも効果的です。そして「腸をキレイにする食べ物」と聞くと、乳酸菌が豊富に含まれているヨーグルトを思い浮かべる人が多いでしょうが、最近の研究等で注目されている意外な食品があります。それは「プルーン」です。実は「プルーン」にも便秘を解消する効果があります。
食物繊維がたっぷり
プルーンには「第六の栄養素」とも呼ばれる食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は大腸の機能を十分に発揮するのに欠かせない成分です。食物繊維は「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があり、便秘を解消するにはどちらか一方だけでは効果がありません。プルーンはこの両方の食物繊維をバランスよく含んでおり、腸を活性化させるために欠かせない善玉菌を増やしてくれます。
結腸がんのリスクも軽減
プルーンの効果は便秘解消だけに留まりません。テキサスA&M大学とノースカロライナ大学の研究者によると、ラットによる動物実験の結果、プルーンには抗酸化に役立つフェノール類が含まれているため、結腸内にある有用なバクテリアの維持に役立ち、結腸がんにかかるリスクを軽減する効果があることが示唆されたのです。
腸内環境を整える効果のあるヨーグルトと一緒に食べれば、便秘解消効果も高まります。
参考:プルーンに関する調査(http://www.charlotteobserver.com/news/science-technology/article39308262.html)
便秘に関する調査(http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000015042.html)
監修:坂本忍(医師)
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